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  • hikasa

部下教育について


部下を教育するって難しいことだと思います。

しかし、部下が成長しないことを部下のせいにするのはあまりに単純すぎる。

もちろん部下のやる気や実力の不足もありえなくはないが、その前に一度部下を育てる上司は自分の教育方法について見返してみるべきだ。それでも問題が一つもないというならば、部下のせいだと豪語するのもいいだろう。

1、教育というものを上司だけの頭の中でだけ考えられていないか

 教育とは、教える側と教えられる側がいて初めて成り立つ物事である。例えば学校では、たとえ建物が建とうと、そこに教師がいようとも。生徒がいなければ成り立たない施設である。教えられる生徒もとい、部下は何を思い感じて、考え行動しているのか。なぜ、このような行動をとったのか。そこがわからなければ、まず部下がどういう人物なのかがわからない。部下の人格などどうでもいいと思うかもしれないが、それは極めて重要な事柄である。例えば、部下の失敗を上司が叱ることがあると思う。しかし、その失敗がなぜ起こったのかを知らねばまた同じ失敗を繰り返すだろう。何より、何が間違っていたのかそこが重要だ。もしかしたら、部下は良かれと思ってその行動に出て、その結果失敗につながったのかもしれないし、もしかすると上司の指示が足りなかったのかもしれない。そして、その理由を知ればなにより改善策が浮かびやすくなるだろう。そして、できるなら部下の考えと上司の考えを伝えあい話し合いの場をもうけ、よりお互いのことを知ることも大事だ。

2、利害の一致

 仕事は利害の一致で成り立っている。人が仕事をするのは生きるために働いてお金を稼ぐことにある。そして、企業は成長するために富を得ようと人を雇う。人はお金のために会社に労働を捧げ、会社は富のためにお金を払う。相互の利益のために会社は成り立っているのだ。もちろんそれは上司と部下の関係にもあてはあまる。上司は部下の育成のために時間や労力を払う。部下はその分成長し、のちに上司を支える一人になり、給料分を返していく。ここで、問題となってくるのは上司の考え方の問題だ。目先の損益に目が眩んではまず部下は育てられない。そもそも部下が一人前になるのは早くて3年と言われている。1年で物事を覚え、2年で経験し、3年で成熟すると考えればわかるだろうか。そう、部下育成というなの完成系は育て始めて3年必要になるのだ。しかし、最近の上司はあまりに単調な育て方をする、とある企業では2年で店長を育てるなどと言い出しているが、そんなこと可能だろうか。確かに素質のある人材なら育つだろう。しかしながら、全てがそうではない。OJTというものをご存知だろうか。仕事の合間にOJTという名の社員教育の時間を取り入れている会社が最近増えている。しかし、その成果はあまり良くないと聞く。内容は会社によるが、仕事の表面だけを教える授業のようなものと考えればいいだろう。仕事のやり方だけを教えても部下は育たない。なぜなら、「その仕事が何なのか」、「どういう意味があるのか」、「その仕事をすることによってどうなるのか」という肝心な部分が全て抜けているからだ。部下はどんなに仕事を覚えようとしても覚えられず、それどころかやりづらさすら感じるだろう。教えた上司はその部下のやりづらさを知ることができない。なぜなら、上司の中では教えるということをしているに過ぎないからである。

3、部下を知る

 人の上に立ち部下を育てる上司たちはどの程度自分が育てている部下のことを知っているだろうか。一定の物事の時どういう対応をするか。言葉遣い、態度、物腰、長所、短所・・・などなど。部下とひとまとめに行っても、いろいろな人がいるだろうと思う。彼らは何かしら夢や希望を抱いて職に就いたはずです。もしかしたら、お金のためかもしれないが、それでもそのために働こうという意思の元に入社したはずだ。しかし、彼らの期待をどのくらい折ってしまっているか知っているだろうか。もちろん想像と違ったとあっさりとやめてしまう人もいるだろうが、いまこの文章を読んでいる人の大半は部下は止めずに残っているのではないか。彼らは仕事をしに来ているわけだから、何かを任せなければならない。『やってみせ、言って聞かせて、させてみせ、ほめてやらねば、人は動かじ』(山本五十六)です。部下が信じれないからと、何も任せないでいれば部下は経験が詰めず成長する場がなくなってしまいます。部下を知り、部下にあった仕事で経験を積ませなければなりません。

あとは上司は何度聞かれても、部下に答えてあげるということも必要かと思います。一回聞けば覚える人もいれば100回いって覚える人も居ます。本当に上司十人十色で部下も十人十色なのです。なにより相手をしり、良好な関係の中での育成が最も効果的です。

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久しぶりにブログ更新

長い間新しい会社になれるため休止しておりましたがなんとか復活できました。 イラストもまた合間を見てかけるようになり、以前よりずっとうまくかけるようになったと思います。

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